吉川版 中原恵人退治 
吉川警察での調査

事務所に向かう道すがら、私は、中原恵人氏の態度に驚いていた。
私は真面目に市長としての業務をするように言っただけなのに、
頭がおかしいとか、
警察を呼ぶとか、
穏やかではない。何か警察に対して、やましいことを、中原恵人氏はしているのではないかと思った。


私は、吉川警察に行き、中原恵人氏について事情を説明した。
最初は驚いたようにしていた警察の人も、
『中原恵人氏の資料を探してみましょう』、と言ってくれた。
『中原恵人氏の調査は、多少お時間をください。また、連絡いたします』と警察の人は言い、私は、吉川警察を後にした。

警察の人のアイデアは、以下の通り。令和4年9月26日、27日、28日までの間、JR吉川駅ロータリー付近のビラ配りに係る、道路使用許可に関する申請書を、公文書の開示請求をしたらよいというものだった。
人名や住所は、黒塗りにされていても、JR吉川駅ロータリー付近のビラ配りの、道路使用許可が申請されているかどうかを調べれば、中原恵人氏が嘘を言っているかどうか分かるのではないかというものだった。
 
さすが犯人捜しのプロは違うと思った。令和4年10月18日までの間に開示するというもので、短期間で情報が入手できると思った。中原恵人氏が適当な人間か否かはっきりする。期待が大きく広がったが、送ってきた書類は、
『公文書開示決定等期間延長通知書』だった。
が~ん、ん、ん
令和4年12月2日まで開示請求を延長するというものだった。
 
 
吉川版 中原恵人退治 プロジェクト